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1)虫歯になりやすい、真っ直ぐに生えてこない事が多い、歯茎が腫れて痛みが出やすい、こうしたネガティブなイメージを持たれやすい親知らず。実際には歯や歯茎のトラブルを引き起こす原因となる事が多い為、歯科医院で抜いた方がいいと言われた経験がある人も多いと思います。

2)親知らずとは、上下左右に1本ずつ、前歯から数えて8番めの位置に生えてくる大きな歯をさします。歯科では8番と呼び最大4本あることになります。親知らずは18歳以降に生えてくる傾向にあり、その名前の由来は分別のつく年頃になって生えるので、親が生え始めを知らない為、平均寿命が40歳前後だった時代には、子供の親知らずが生えてくる前に親が亡くなっている為などの諸説があるようです。知歯とも呼ばれますが、これは成人して知恵がついてから生える歯であることに由来するそうです。親知らずの生える向きは上下のそれぞれに傾向があります。横向きに倒れるなど正しい方向に生えてこないのは下の親知らずに多く見られます。一方、上の親知らずは下と比較すると正常に近い向きに生える事が多いです。4本共が綺麗に生え揃う場合もあれば、横向きに生えたり、歯茎に埋まったりする場合もある他、親知らず自体がもともとない場合もあります。親知らずが真っ直ぐに生えないのは本来生えるべき場所にスペースがない為です。これは、人類の進化において、顎が小さくなっている為という考え方があります。しかし、実はクロマニョン人においてもこうした親知らずの変化は、みられたそうです。日本では弥生時代でも親知らずが埋まってしまったり、横向きに生えたり、そもそもなかったりする事が珍しくなかったそうです。現代になってから親知らずが正しく生えない事が多くなったように思われがちですが実際はそうではないのです。親知らずが生えるスペースが亡くなっているのは、大昔の段階で食事の内容が徐々に変わって行ったからだと考えられます。硬いものを噛みちぎる必要があった時代から、少しずつ調理技術が発達して柔らかいものを食べるよになった為、顎がそこまで発達する必要がなくなったという説があります。

3)大昔の人は狩や採集をして、動物の肉や木ノ実などの硬いものを食べる生活でした。そのころは、丈夫な歯がたくさんあることと発達した大きな顎が必要であり、正しく生えた親知らずも、噛む力を発揮するものとしてとても大切だったと思われます。やがて柔らかいものを食べる生活となり、多数の歯や発達した顎は、さほど必要なくなり、かつて、しっかりとまっすぐ生えていた親知らずが正しい位置、向きに生えなくなったり、出てこなかったりするようになったようです。親知らずが正しい向きに生えている場合、また上下の親知らずがしっかりと噛み合っている場合には、他の歯と同じように歯磨きをすることで、綺麗に清掃できる場合もあります。しかし、横向きに生えたり、一部のみが歯茎からのぞいたりする場合、普段使用している口の清掃器具だけでしっかりと清掃することは容易ではありません。親知らずの虫歯は生える場所が奥まっていて見えにくい、歯ブラシを当てにくい事が主な原因です。また、親知らずに痛みを感じる場合、親知らずにできた虫歯がひどくなったことによる場合もありますが、実際は親知らず周辺の歯茎に周辺の歯茎に炎症が起きていたんでいる場合が多いです。歯磨きは歯の部分を磨くことで虫歯予防になりますが、歯と歯茎の間の溝を磨くことで歯周炎を予防できます。正しく生えてこない親知らずの場合、歯と歯茎の間の溝を磨くことで歯周炎を予防できます。

4)親知らずを抜いた経験がある人からは抜歯後の腫れがひどかった、他の歯を抜いた時よりも痛みが辛かったという声が多く聞かれます。他の歯よりも、抜歯時の腫れや痛みが強く出やすいのはなぜでしょう。それは歯の生える方向は、すなわち歯が動きやすい向きです。親知らず以外の歯は大抵が正しい方向に生えているので、歯を抜く必要がある際も、通常歯が生える方向に引っ張ることで無理のない動きで抜く事ができるので、痛みや腫れも少なくて済みます。これは、親知らずがまっすぐ生えている場合にも同じ事が言えるのですが、先述のとうり、親知らずは正しい向きに生えてない事が多く、それを抜くのは、簡単ではありません。例えば、親知らずが1つ手前の方を向いて生えていれば、その方向に引っ張るのは物理的に不可能です。その為、親知らずを頭と根っこに分割し、それを1つずつ取り出すしかありません。また、埋まってしまっている親知らずの場合は、歯茎や埋まって埋まっている顎の骨に抜く為の道筋を作らなくてはなりません。それには、歯茎を切開したり、顎の骨の一部に穴を開けたりする必要があります。こうした手術で動きにくい方向への取り出しなどが加わる分、まっすぐ生えている歯を抜く場合と比べると痛みや腫れが強くなる事があります。また、親知らずは、その根っこが、顎の中を通る大きな血管や神経の感に近い位置に生える事があります。この場合、親知らずを抜くときの動きや力が菅の方まで伝わり、痛みやすい事があります。

 

 

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