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歯の被せ物、詰め物やインプラントにも使用されているセラミックですが、どのようなイメージを持っていますか。

ただ高価だというイメージもありますが、他にも銀歯やプラスティックの歯と比べてとても優れた点が存在します。

そもそもセラミックは、銀歯やプラスティックと比べて虫歯になりにくいという素晴らしい特徴を持っています。

今回はセラミックについて説明するとともになぜ虫歯になりにくいか、そしてどのようにメインテナンスを行えば良いかといった以外と知られていないセラミックのメインテナンスの方法について話して行きます。

A)セラミックとは

セラミックとは、歯の被せ物や詰め物にも広く普及している素材です。一般的にはセラミックスと呼ばれることが多いです。

それではセラミックとセラミックスの違いは何なのか疑問が生まれるかもしれませんが,

実はセラミックはあくまでも原料でその原料を加工して制作されたのがセラミックスです。作られているものとしては陶磁器がよく挙げられますが、現在はガラスやセメントなど色々な用途でセラミックが使用されることが多いです。

B)セラミックはなぜ虫歯にならないのか

それでは歯の詰め物や差し歯にセラミックを使用するとなぜ虫歯になりにくいかについて話します。

そもそも虫歯とは虫歯菌が糖分を吸収する事で酸を出します。この酸がエナメル質を溶かすことにより虫歯が発生します。

逆にセラミックでは酸が発生してもエナメル質と比べて遥かに酸に強いので溶けることはありません。

これは銀歯でも同じ事が言えますが、銀歯で詰め物を行うと経年劣化によってすり減ったりする事で銀歯と歯の隙間に空洞が出来そこから虫歯菌が入り銀歯自体は虫歯になる事はありませんが、二次虫歯に陥ってしまう事が多いです。

逆にセラミックだと銀歯より生体親和性が高く、詰め物として長い間しっかりと密着するので隙間ができることがほぼなく、二次虫歯が発生しずらい事もセラミックのメリットです。

C)セラミックのメリット、デメリット

1)メリット

a)金属を使用していないので体への負担が少ない。

セラミックは陶器の素材を使用しているので金属アレルギーを引き起こす事は、一切ありません。

b)金属のように経年劣化で金属が溶け出す事がなく、歯茎などへの着色の着色の恐れがない。

金属は、時間が経つと溶け出す恐れがあり、歯茎などに溶け出した物が付着し、金属の色が付着する恐れがありますが、セラミックの場合は金属と比べて耐久性が高いので溶け出す恐れはありません。

c)二次虫歯や歯周病になる可能性が低い

銀歯で詰め物を行うと経年劣化によりすり減り、銀歯と歯の隙間に空洞ができるので、そこから虫歯菌が入り銀歯自体は虫歯になる事はありませんが、二次虫歯や歯周病に陥ってしまう事が多いです。

しかしセラミックだと銀歯より生体親和性が高く、詰め物として長い間しっかりと密着するので隙間がでる事はほぼ無く、二次虫歯や歯周病が発生しづらいです。

d)金属に比べて見た目を損なう恐れがない。

セラミックは陶器と同じ素材を使用しているので、透明感や歯のようなグラデュエーションの再現が可能なので元々の歯と比べ遜色なく使用することが出来ます。

2)デメリット

a)少しの衝撃で割れやすい

陶器と同じ材質なので皿だと落としたら割れるように、少しの衝撃で割れる恐れがあります。

そして割れると復元することができず、再度初めから作り直さないといけません。歯の噛み合わせにかかる力は本人の体重と同様と言われています。

b)詰め物をする際に銀歯やプラスティックの詰め物と比べて歯を削る量が多い

金属は延性があり薄く薄く延ばしてもある程度の強度が得られるので歯を削る量は少なくても問題ないですが、セラミックはある程度の厚みがないと強度不足になってしまいます。故に削る量を多くする必要があります。

c)銀歯やプラスティックと比べてコストが高い。

セラミックの歯は、銀歯やプラスティックの詰め物と違い保険適用外になってしまいます。そのためセラミックの場合はコストが高くなります。

 

 

D)セラミックの種類と特徴及び当院での治療代金

セラミックのメリットとデメリットについて述べましたがデメリットの中に高価で割れやすいということでなかなか手が出せない方もいらっしゃいますがデメリットをカバーするために色々なセラミックが生み出されています。

当院で用いられているセラミックを紹介していきます。

a)E-MAXオールセラミック

ニケイ酸リチウムガラスのみを使用し、単一の素材から作られているセラミックで、強度が高く、天然歯と接触してもこちらのセラミックから削れていくようになっているので、天然歯にも優しい素材となっています。

また透過度も高く、金属を使用しないため経年劣化が起こりづらく天然歯と同じような透明度を誇ります。当院では奥歯の部分的な詰め物(インレー)に用います。治療代金は、1本につき40,000円です。

b)メタルボンド

メタルボンドは、金属をフレーム部分だけ使用して、その外側を何重ものセラミックで覆っています。

内側に金属を使用している為金属が見える事はなく、覆っている素材もセラミックとなっている為見た目も美しく強度が高い事が特徴です。

ただし金属の種類によってはアレルギーを引き起こしたり、歯茎が黒ずんでしまうことがある為自分にあった金属を使用するようにしましょう。

当院においての治療代金は前から5番目迄の歯は80,000円でそれより後ろの歯は85,000円です。

c)ジルコニアセラミック

歯の外側部分がセラミック、そして内側が人工ダイアモンド(ジルコニア)で作られた差し歯です。

セラミックの審美性とジルコニアの耐久性と互いの良さを兼ね備えているので耐久性が必要な奥歯や前歯に使用する事が出来るセラミックです。

当院においての治療代金は前から5番目迄の歯は、80,000円でそれより奥の歯は85,000円です。

E)セラミックのメンテナンス方法

セラミックは歯を綺麗に見せる事が出来る一方で壊れやすくコストが高いので中々セラミックにするという決断がしにくいかもしれませんが、壊れにくいようにする、長く持つ事ができうるようにするためには、正しいメインテナンスを行う事が必要です。

1)汚れを取り除く

セラミックは審美性があり汚れが付着しにくい素材ですが、それはあくまでも普段生活する上でのお話で、例えば歯が汚れてしまい歯磨きをおろそかにする事で汚れが付着し続けた状態であればたとえセラミックスといえども変色してしまいます。

汚れを取るために歯磨きを何度も行うこともセラミックにはタブーなのです。

歯ブラシなどで表面に傷をつけてしまうとそこから汚れが付着しやすくなってしまいますので、優しく落とす事が重要です。以上のことを考慮するとセラミックの審美性を保つには定期的に歯科医院でメインテナンスを行う事が大切です。

2)歯ぎしりが起きないよう注意する

セラミックが怖いのは歯ぎしりです。歯ぎしりは寝ている時に起こることなので中々自分自身で歯ぎしりが起きているのを理解する事が難しいです。

しかし歯に削れた痕などがある場合があるので一度歯科医院で見てもらい歯ぎしりの疑いがある場合はマウスピースを歯科医院で作ってもらいましょう。

 

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