blog

a)全身の病気と歯周病の関係について

歯肉は、体の中でも非常に敏感な組織です。

またお口の中は全身の中でも微生物,細菌などが最も多く存在している場所でもあります。

そしてあらゆる全身疾患と歯周病の関連性が近年の研究により指摘され始めています。

歯周病との関連を挙げられているものには呼吸器系疾患,心疾患,糖尿病や妊娠などがありますが,なかでも糖尿病との関連は深く糖尿病は歯周病を悪化させる大きな原因のひとつでもあるのです。

b)他の病気が原因で歯周病になること

遺伝生の病気,血液の病気(白血病など),皮膚の病気」,降圧剤を含めた特定の薬によって歯肉を含めた歯の歯周組織に症状が出ることがあります。

またホルモンの分泌の増減,糖尿病,喫煙などによって歯周病が治癒しにくくなるといったことがあります。

c)歯周病が他の病気を引き起こすか

重症の歯周病になり、口の中に歯周病を引き起こしている細菌が多くなると,血液や呼吸器内に入り込み,心筋梗塞,動脈硬化,早産,肺炎,などを引き起こしやすくします。

d)歯周病に喫煙が悪い理由

まず喫煙する人は、統計学的に喫煙しない人よりも歯周病にかかりやすいというデータがあります。

そしてタバコに含まれる化学物質が歯肉からの出血を抑えたり,歯肉を固くすることで症状が気づきにくくなること

更に喫煙者は、末梢血への影響があるので,歯周病の治り方が悪くなる事などです。

e)歯周病とお酒の関係

お酒そのものが歯周病に悪い訳ではありませんが,多くの場合お酒を飲んだ後は歯を磨かずに寝てしまう,又は歯磨きをおろそかにしてしまう事が多いから,歯周病を進行させる原因のひとつかもしれません。

f)歯周病のかかりやすさ

大きく分けて口の中の状態と全身状態によります。

前者は、歯並びや歯周病の菌の種類や粘膜の形が影響しますし、後者は、生活習慣(喫煙など),遺伝的影響など,色々な要素が関わって歯周病にかかりやすくなるのです。

又遺伝子診断,免疫応答,炎症反応の検査により歯周病にかかり易い患者さんがいると報告されています。

特に通常は40歳前後に症状があらわれる歯周病が10歳代後半からあらわれる早期発症型と呼ばれる歯周病がこれに当たります。

g)歯周病のかかりやすさの男女差

妊娠されている女性は口腔内に分泌されるホルモンの影響により歯肉の炎症が起こりやすくなっています。

又閉経前後には歯肉の上皮が剥がれ落ちてしまう事による歯肉の炎症(慢性剥離生歯肉炎)が起こりやすくなると言われています。

h)歯周病にかかりやすい食べ物

歯周病の一番の原因は歯に付着するプラークです。

プラークを形成しやすい食べ物としては粘着性の高い食べ物があります。

また糖分が高い食べ物もプラークを形成する細菌の活動を助ける原因となります。

i)歯周病の遺伝

歯周病が遺伝する事はありません。

しかしながら,非常に少ない例ですが,遺伝生要因があるとされる歯肉の増殖特殊な歯周病があります。

また近年,遺伝子診断により,本当になりやすい人,なりにくい人がいるかどうか科学的に解明されつつあります。

 

 

 

一覧へ戻る

LINE予約では以下医院コードが必要となりますので必ずお控えください。

STEP1

l00002755

?医院コードを
コピーしました

STEP2
LINE予約QRコード

QRコードでLINEの友達を追加

LINEアプリの友達タブを開き、画面右上にある友達追加ボタン>[QRコード]をタップして、コードリーダーでスキャンしてください。

友だち追加

LINEに移動する

友だち追加

LINEに移動する