Column 床拡大装置 木曽岬町、朝日町、川越町、東近江市,弥富市、津市、鈴鹿市、亀山市、東員町、菰野町
(基礎知識)
1)拡大ネジを用いて、歯列弓を拡大する可撤式矯正装置である。
2)適用期間が比較的長い緩徐拡大装置である。
3)拡大はグラム単位の力で数ヶ月から数年にわたり徐徐に行う。
4)持続的な矯正力を発揮し、歯は傾斜移動する。
5)歯列拡大の目的は狭窄歯列弓の改善や歯の歯列スペースの改善である。
6)狭窄歯列弓の改善を目的として歯列弓の側方拡大を行う。
7)歯の排列スペースの獲得を目的として、歯列弓の側方拡大、前方拡大、および後方拡大を行う。
8)床拡大装置には、歯列全体を拡大するのではなく、主に前歯部を扇状に拡大するファンタイプがある。
9)顎整形力を発揮して、列成長な上顎を前方、側方に拡大し、その成長を促進するサジタルアプライアンスがある。
A)基本構成
基本構成は、レジン床を維持するクラスプ、歯列弓を拡大する拡大ネジおよび唇側線である。
B)適応症
主に乳歯列、混合歯列に適応されるが永久歯列にも用いられる。
(1)歯槽性,機能性交叉咬合
(2)狭窄歯列
(3)歯槽性、機能性反対咬合
(4)歯と顎の大きさの不調和
C)調整
(1)食事と口腔清掃時を除いて、一日中装着する床拡大装置は、拡大ネジを一週間に1から2回、1/4回転(0.2mm)拡大する。
(2)夜間就寝時に装着する床拡大装置は、拡大ネジを2から4週間に1回、1/4回転(0.2mm)拡大する。