急速拡大装置

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(基礎知識)

1)断続的な顎整形力を発揮して、正中口蓋縫合を離介させる固定式拡大装置である。

2)正中口蓋縫合の離介と上顎歯槽基底弓の拡大により、上顎骨には、骨格性の拡大が起こり歯は歯体移動する。

3)更に、上顎歯は歯槽骨内で傾斜移動し歯槽性の拡大が起こり、上顎歯列弓は、拡大する。

4)キログラム単位の力を利用して、拡大は2,3週間で完了する。

5)装置には、拡大ネジが維持バンドに鑞着固定されている。

A)基本構成

基本構成は拡大ネジ、維持バンド、補強線である。

a)拡大ネジ

拡大ネジが維持バンドに鑞着されている。

b)維持バンド

通常維持バンドは、第一小臼歯と第一大臼歯に鑞着されている。

混合歯列期では、維持バンドが第一大臼歯だけに鑞着される場合もある。

c)補強線

通常補強線は、第一小臼歯と第一大臼歯の維持バンドに鑞着される。

維持バンドの舌側歯頸部を連結する0.9mmのワイヤーである。

混合歯列期では、舌側方歯群まで延長した補強線を第一大臼歯の維持バンドだけに鑞着する事もある。

B)適応症

急速拡大装置は、縫合部の離介と離介部の骨新成が活発におこなわれる8歳から15歳位までの適応が効果的である。

1)上顎歯槽基底の狭窄

2)骨格性交叉咬合

C)調整

1)拡大ネジの拡大は患者自身あるいは保護者がスクリュウドライバーで行う。

2)拡大は1日2回1/4回転ずつ(0.2ミリ)行う。

3)拡大後は、急速拡大装置を3から5ヶ月そのままの状態にしておくと、離介部に新生骨ができる。

4)または、拡大後に急速拡大装置を撤去してリンガルアーチや保定床を装着する。

D)使用上の注意事項

1)誤飲,誤嚥防止のため、スクリュウドライバーに紐を結んでおく。

2)バンドの歯頚側、補強線が接している部分の清掃を十分に行う。

3)舌に違和感を訴える事がある。

4)装置が粘膜に埋入しやすい。

5)正中口蓋縫合の離介は正中離介を生じる。

 

 

 

 

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